いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ワイルドオーツ

イメージ

原産地

北アメリカ東部・メキシコ北部

イネ科

高さ

60~100cm

花期

6~7月

【黄葉】11~12月

形態

宿根草

別名等

チャスマンティウム・ラティフォリウム(学名)/シーオーツ/宿根コバンソウ/ニセコバンソウ/ノースアメリカワイルドオーツ/スパングルグラス

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性が強く、多少の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える。

【補足】乾燥させると、葉が枯れ込んで見苦しい。

肥料

4~6月に、少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

3月下旬~5月下旬か、9月下旬~10月下旬(春のほうがよい)。

【補足】3~5年に一度行う。根はなるべく切らない。

整姿

冬になったら、枯れた地上部を刈り込んでおく。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期(春のほうがよい)。

【タネまき】3月下旬~4月下旬。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

強い。

解説

  1. 「オーナメンタルグラス」と総称される、イネ科観葉植物の一種である。きわめて丈夫で栽培容易。
  2. 初夏から黄緑色の小さな花穂をたくさん付け、晩秋になると、全草が黄葉する。一度栽培すると、こぼれダネで殖える。
  3. 秋まき一年草のコバンソウに似ているが、それより花穂が小さい。

注意点・病害虫

  1. タネからでも容易に育つが、一年目は貧弱な花穂になる。本格的に楽しめるのは二年目以降。

余談

  1. ドライフラワーにする場合は、花穂が未熟な8月までに全て刈り取り、日陰で乾燥させる。
  2. こんな名前でも、食用のオーツ麦(エンバク)とは何の関係もない別種である。ただ、エンバクと同様、いわゆる「猫の草」として利用することは可能。

(※データ:大阪市基準)