いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

エキナセア

イメージ

原産地

北アメリカ東部~中部

キク科

高さ

30~150cm

花期

6~10月

形態

多年草

別名等

エキナケア/バレンギク/馬簾菊/コーンフラワー


ルドベキア・プルプレア(異名)/ムラサキバレンギク(いずれもプルプレア)

日照

戸外の直射日光下。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

【補足】過湿にかなり弱いので注意。

肥料

3月、5月、9月に、固形肥料の置き肥(多肥は禁物)。

植え替え

3月上旬~4月中旬か、9月下旬~11月上旬。

【補足】3~5年に一度行う。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月下旬~6月上旬か、9月中旬~10月下旬(秋まきすると、開花が翌々年になることがある)。

【根伏せ・根挿し】植え替えと同時期(太い根を切り取って清潔な土に挿し、芽を出させる)。

耐暑性

強いが、蒸れに注意。

耐寒性

とても強い(-15~-30℃)。

解説

  1. 夏花壇を彩る草花だが、最近は、ハーブとしての人気も上昇している。紅紫色の花を咲かせるプルプレアが一般的。
  2. 他に、白花を咲かせる「アルバ」や、黄花の原種パラドクサ、濃桃色の繊細な花を咲かせるテネシーエンシスなどもある。近年は品種改良が進み、花色や花型に幅が出てきた。
  3. この仲間は、咲き進むにつれて花の中心部(筒状花)が盛り上がり、花弁(舌状花)が垂れ下がる。その形が、馬簾(江戸時代、火消しの際に用いた纏(まとい)の飾り)に似ているため、「馬簾菊」の和名がある。なお、テネシーエンシスは花弁が垂れ下がらない。

注意点・病害虫

  1. 初期生育がとても遅く、タネから育てると、開花まで一年以上かかる。開花年齢に達してからも、生長の遅さは相変わらずで、春になってもなかなか新葉が出ない。大株になりにくいため、植え替え・株分けは最小限に。
  2. 暑さに比較的強く丈夫で育てやすい。耐寒性はかなり強く、どちらかというと、寒冷地のほうが生育が良いらしい。
  3. 腐食質に富んだ、乾き気味の土でよく育つ。日当たりよく育て、過湿と多肥を避ける。

余談

  1. 全草(主に茎葉)をハーブティーに用いる。その他、切り花やドライフラワーにも。ただ、妊婦は利用を避けた方がよい。

(※データ:大阪市基準)