いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

エリンギウム

イメージ

原産地

ヨーロッパ・コーカサス・南西アジア・南北アメリカ

セリ科

高さ

30~200cm

花期

6~8月

形態

多年草または一~二年草

別名等

エリンジウム/エリンジューム/エリンギューム/エリンゴ/シーホリー/シーホーリー/ヒゴタイサイコ


ブロメリーフォリウム(アガビフォリウムの異名)
パニクラツム(エブルネウムの異名)
マツカサアザミ/松毬薊(プラヌム)

日照

戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

【補足】過湿に弱く、雨に当てない。

肥料

3月、5月、10月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月中旬か、10月上旬~11月中旬。

【補足】直根性で移植を嫌うので、根を傷付けない。

整姿

かなり大きく育つので、支柱を立てる。

繁殖

【根伏せ・根挿し】3月。

【タネまき】3月中旬~6月上旬か、9月中旬~10月中旬(秋のほうがよい)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

とても強い(-30℃)。

解説

  1. エリンギウムの仲間は多いが、一般的なのは、青紫色の花と銀緑色の苞が美しいアルピヌムや、やや小型で「マツカサアザミ」と呼ばれるプラヌムなどである。いずれもヨーロッパ原産で、寒さに強い反面、暑さに弱い。

注意点・病害虫

  1. 多年草とはいえ、暖地での夏越しは難しいほうである。寒冷地以外の地域では、一~二年草扱いが無難。
  2. セリ科植物なので、根が直根性で太く、ゴボウのように深く伸びる。そのため移植を嫌い、株分けも難しい。
  3. タネの寿命が短い。古いタネを買わないよう注意。
  4. 砂質の土を好む。酸性土は嫌うので、石灰で中和してから植え付ける。
  5. トゲが多いため、扱いに注意する。
  6. うどんこ病や灰色カビ病にかかる。害虫は、アブラムシやセンチュウに注意。

余談

  1. 切り花はもちろん、ドライフラワーにも適する。
  2. きのこの「エリンギ」は、この植物から名前をもらっているらしい。根に寄生しているとか何とか。

(※データ:大阪市基準)