いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ガウラ

イメージ

原産地

アメリカのテキサス州・ルイジアナ州

アカバナ科

高さ

30~120cm(種類による)

花期

5~11月

形態

多年草

別名等

ガウラ・リンドヘイメリ(学名)/ハクチョウソウ/白蝶草/ヤマモモソウ/山桃草/ホワイトガウラ

日照

戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える。

肥料

4月、6月、8月、10月に、少量の固形肥料を置き肥(多肥にしない)。

植え替え

3月上旬~4月中旬か、10月中旬~11月下旬。

【補足】太い直根があるので、傷付けないよう注意。

整姿

春に軽く摘芯しておくと、草丈を低めに抑えられる。花が一段落する度に、全体を1/3~1/2くらいに切り戻す(ただし、9月以降は強い切り戻しを避ける)。

繁殖

【挿し芽】5月上旬~6月下旬か、9月中旬~10月中旬。

【株分け】植え替えと同時期。

【タネまき】3月下旬~5月下旬か、9月中旬~10月下旬(発芽まで約二週間かかる)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

強い(-10~-30℃)。

解説

  1. 花の形が、翅を広げたチョウを思わせるため、別名を「白蝶草」という。(「白鳥草」ではない。)白花種が多いが、最近は、桃~紅色花の品種や、斑入り葉の品種も人気がある。いずれも丈夫で育てやすい。
  2. 花色は白~淡桃~濃桃~紅色まである。花の付き方は、まばらで、一度にたくさん開花することはない。そのため、数株を一緒に植えたほうが賑やかになる。
  3. 草丈の高さが難点だったが、最近は50cm以下の矮性種も見かける。

注意点・病害虫

  1. 生長が速く、タネから育てても、すぐ大株になる。ときどき刈り込んだり、植え替えるのを怠らない。なお、太いゴボウのような直根があり、植え替え・株分けの際に、切らないよう注意する。切ってしまうと枯れることがある。
  2. 勝手にタネをばらまいて雑草化することがある。多年草とはいえ短命なので、数年ごとにタネをまいて更新したほうがよい。
  3. 太い根が長く伸びるため、鉢植えの場合は、最低でも7号鉢に植える。
  4. アブラムシに注意。

(※データ:大阪市基準)