グレコマ
イメージ
原産地
東アジア・ヨーロッパ
科
シソ科
高さ
5~20cm
花期
4~7月
形態
多年草
別名等
グレコマ・ヘデラセア(学名)/グラウンドアイビー/エールフーフ
カキドオシ/垣通/カントリソウ/疳取草(いずれもヘデラセア亜種グランディス)
斑入りカキドオシ(ヘデラセア「バリエガタ」)
日照
戸外で0~10%遮光(7月中旬~9月中旬は30~50%遮光したほうがよい)。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
土の表面が乾けば与える(やや湿り気を好む)。
肥料
3月、花後すぐ、9月に、少量の固形肥料を置き肥(もともと雑草なので、多肥にする必要はない)。
植え替え
3月か、10月上旬~11月中旬(秋のほうがよい)。
整姿
放任するとはびこるので、適宜切り戻す。
繁殖
【株分け】3~10月(茎の節からも根が出るので、適当な場所で切り分ける)。
耐暑性
強いが、強光に注意。
耐寒性
強いが、霜除けする。
解説
- 「グレコマ」という名は、日本に自生するカキドオシの仲間の属名である。園芸上は、主にヨーロッパ原産の、葉に斑が入る品種のことを指す。
- 和名の「カキドオシ」とは、垣根のすき間を通り抜けてはびこるために付いた名前。庭に植えると実際にはびこる。
- シソ科植物なので、茎葉に独特な香りがある。
- 初夏に、青紫色の小花を咲かせる。日当たりが悪いと花数が減る。
注意点・病害虫
- 草丈が低く、水平方向に広がるため、グラウンドカバーに向く。が、つる状の茎は数mにも伸び、地面に付いた部分から根を出すため、足を引っ掛けそうな場所に植えない。
- 斑入り葉の品種は、たまに緑一色の葉が出るので、見つけ次第摘み取る。
- 耐暑性・耐寒性ともに強いものの、真夏は下葉が蒸れて枯れ込みやすい。
余談
- カキドオシの葉の煎じ液は薬用に用いられる。別名の「疳取草」は、煎じ液に、子供の疳の虫を取る効果があるとされるため。また、若い葉は茹でると食用になる。
(※データ:大阪市基準)