いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

リアトリス

イメージ

原産地

北アメリカ東部

キク科

高さ

50~150cm(種類による)

花期

6~9月

形態

春植え球根

別名等

ガイフェザーズ


玉咲きリアトリス(スカリオサ)
カリレピス(異名)/キリンギク/ヤリ/ゲイフェザー(いずれもスピカタ)
ユリアザミ/ヒメキリンギク/遅ヤリ(いずれもピクノスタキア)
玉咲きリアトリス(リグリスティス)

日照

3月下旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。休眠期は、ごく控えめに。

肥料

3月、5月、10月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

3月上旬~4月上旬か、10月上旬~11月下旬、7号鉢に2~3球。

【補足】深さ3cm、地植えは深さ5~8cmで30cm間隔。2~3年に一度植え替える。

整姿

一つの株から複数の芽が出たら、大きな芽だけを残し、貧弱な芽は全てかき取る。倒伏するようなら支柱を立てる。

繁殖

【株分け】植え替えと同時期(刃物で切り分ける)。

【タネまき】3月下旬~5月下旬か、9月上旬~10月上旬(春のほうがよい)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

とても強い(-30℃)。

解説

  1. リアトリスの仲間は、原種スピカタの血を引き、花が長い穂状に付く「槍咲き種」と、原種スカリオサやリグリスティスの血を引き、花穂が短い「玉咲き種」がある。花色は、紅紫色と白色がある。
  2. 花は上から順に咲き、下方に向かって咲き進む。(花を穂状に咲かせる植物は、まず下から咲き始め、上方に向かって咲き進むのが普通だが、リアトリスは逆。)

注意点・病害虫

  1. 地下に丸い球根ができる。春植え球根として扱い、冬は掘り上げて貯蔵することも可能。その場合、バーミキュライトなどに埋め、干からびないよう適度に湿り気を与える。乾燥貯蔵はできない。
  2. 一度植え付けたら、2~3年はそのまま据え置き栽培できる。が、あまり長期間植えっ放しにすると、病気が出て全滅するので注意。
  3. 連作を嫌うため、植え替えるときは必ず土を全部替える。やや砂質の土を好む。
  4. アブラムシがよく付くので注意。また、あまり長い間植えっ放しにすると、白絹病が出て全滅する。

余談

  1. 切り花でおなじみ。花もちもよい。

(※データ:大阪市基準)