いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

シバザクラ

イメージ

原産地

北アメリカ東部

ハナシノブ科

高さ

5~15cm

花期

3~5月

形態

多年草

別名等

フロックス・スブラタ(学名)/芝桜/ハナツメクサ/モスフロックス

日照

戸外の直射日光下(きわめて日光を好む)。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

3月、花後すぐ、9月に、固形肥料の置き肥(多肥にしない)。

植え替え

3月中旬~4月下旬か、9月下旬~11月上旬。

整姿

蒸れやすいので、梅雨入り前に、枝透かしをする。

繁殖

【挿し芽】4月下旬~7月上旬か、9月上旬~10月中旬(直接土に挿してもつく)。

【株分け】植え替えと同時期。

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

とても強い(-30℃)。

解説

  1. 春になると、サクラに似た淡紅色の花をたくさん咲かせる。花色は、他に、白や淡青紫色、白と桃の複色などがある。
  2. 葉が、針葉樹の葉に似た形をしており、触るとチクチクする。
  3. この仲間には高山性の種類があり、山野草として栽培される。北アメリカ原産の、アウストロモンタナ変種ジョネシー、ドゥグラシー、ヌッタリー、などがそうで、シバザクラと同様に育てられるが、耐暑性が皆無で、栽培難易度が高い。

注意点・病害虫

  1. きわめて日光を好み、少しでも日光不足になると、とたんに生育が悪くなる。草丈が低く、雑草に覆われて日陰になることがあるので、まめに除草する。
  2. 地面を這って広がり、茎の途中から根を伸ばして殖える。日なたのグラウンドカバーに最適で、春、一斉に開花すると、株全体が花で覆われ、とても見事である。なお、シバとは違い、踏まれると枯れるので、人が入らない場所に植える。
  3. 耐寒性が強い反面、暑さを嫌う。どちらかというと寒冷地向きの花。

(※データ:大阪市基準)