いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ヒメツルソバ

イメージ

原産地

中国雲南省・インド北部・ヒマラヤ

タデ科

高さ

5~20cm

花期

4~12月

形態

多年草

別名等

ペルシカリア・カピタタ(学名)/ポリゴヌム・カピタツム(異名)/姫蔓蕎麦

日照

戸外の直射日光下。(7月上旬~9月上旬は50%遮光する。越冬中は霜除けする。)

【補足】耐陰性が強く、かなりの日陰でも耐える。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

4月と、7月に、固形肥料の置き肥(多肥にする必要はない)。

植え替え

3月上旬~5月上旬か、10月上旬~11月中旬(春のほうがよい)。

【補足】1~2年に一度行う。

整姿

蒸れやすいため、枯れた下葉をまめに取る。梅雨入り前に軽く刈り込んでおく。

繁殖

【挿し芽】5~6月か、9月。

【株分け】植え替えと同時期(春のほうがよい)。

【タネまき】3月中旬~4月中旬か、9月中旬~10月下旬(春のほうがよい)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

やや弱く、寒地では室内へ。

解説

  1. 日本の暖地に野生化している帰化植物。日本には本来、やや大型のツルソバが自生するが、今では、このヒメツルソバのほうが一般的になりつつある。
  2. 茎がほふくしながら広がり、小さな球状の桃色花を長期間咲かせ続ける。葉には、褐色のV字型の模様がある。丈夫で育てやすいので、グラウンドカバーに使われる。

注意点・病害虫

  1. 暖地では常緑で、冬でも開花するが、寒地では地上部が枯れる。やや寒さに弱いので、氷点下に達する日が多い地域では、室内で越冬させたほうが安全。
  2. 日照や水、肥料の量によって、葉の色や大きさが変わる。例えば、日当たりがよく、水・肥料が少ないほど、葉が小さく、赤くなる傾向がある。
  3. 生育旺盛でよく広がり、こぼれダネでもよく殖える。雑草化に注意。

(※データ:大阪市基準)