ルドベキア
イメージ
原産地
北アメリカ
科
キク科
高さ
30~100cm(種類による)
花期
6~11月(種類による)
形態
多年草または一~二年草
別名等
ルドベッキア/コーンフラワー/マツカサギク/松毬菊/ハンゴンソウ/反魂草
(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)
日照
戸外の直射日光下。
【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。
水やり
土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。
【補足】水切れすると葉が傷むが、過湿にも弱い。
肥料
3月、6月、9月に、固形肥料の置き肥(多肥は禁物)。
【補足】一年草扱いするなら、元肥のみとし、追肥は施さなくても支障はない。
植え替え
3月中旬~4月下旬か、10月上旬~11月上旬。
【補足】3年に一度行う。
整姿
5~6月頃に一度摘芯し、草丈を抑える。花が咲き終わったら花茎を切り戻す。
繁殖
【挿し芽】4月下旬~6月下旬。
【株分け】植え替えと同時期。
【タネまき】3月中旬~5月上旬か、9月中旬~11月上旬。
耐暑性
わりと強いが、蒸れに注意。
耐寒性
とても強い(-15~-30℃)が、寒地では防寒した方がよい。
解説
- この仲間は、一年草扱いする種類と、多年草扱いする種類に分かれる。ただ、多年草扱いする種類も寿命が短めなので、二年草扱いすることが多い。どの種類も丈夫。花色は黄~橙色が多い。
- 最も有名な「グロリオサデージー」は、花が非常に大きく、直径20cmにも達する。黄色い花弁の中心が濃茶色で、よく目立つ。短命な多年草で、普通は一年草扱いされる。
- よく似たニチダ「アイリッシュ・アイ」は、花の中心が緑色~淡褐色である。こちらも短命な多年草だが、一年草扱いで十分。
- 多年草扱いする種類には、フルギダや、その変種スペシオサ、トリロバ「タカオ」、ラシニアタ、ラシニアタの変種で八重咲きのホルテンシス、ヒルタ系の矮性品種「トト」などがある。多年草とはいえ、数年おきにタネをまいて更新した方がよい。
- やはり多年草種のオシデンタリス「グリーン・ウィザード」は、緑色の花弁に焦茶色の花芯が目立つ、個性的な花を咲かせる。近年、人気が上昇中。
注意点・病害虫
- この仲間は、やや高温多湿を嫌うが、夏越しに問題はない。ただ、ヒルタやラシニアタは、他の種類よりも耐暑性が若干劣るようである。
- 夏花壇に最適だが、勝手に殖え広がることがある。ヒルタやホルテンシス、ラシニアタなどは、日本各地で野生化している。ラシニアタは「特定外来生物」に指定され、一般家庭でも栽培は禁止されている。
- 多湿になると、べと病が発生しやすい。
余談
- 若芽が食用になるらしいが、アクが強い。
各種の和名・異名
- トウゴウギク/東郷菊/ミツバオオハンゴンソウ/三葉大反魂草/オオミツバハンゴンソウ/大三葉反魂草/ブラウンアイドスーザン(いずれもトリロバ)
- グロリオサ(異名)/キヌガサギク/衣笠菊/アラゲハンゴンソウ/粗毛反魂草/ブラックアイドスーザン(いずれもヒルタ)
- グロリオサデージー(ヒルタ「グロリオサ」)
- ブラックアイドスーザン(フルギダ)
- ラキニアタ/オオハンゴンソウ/大反魂草(ラシニアタ)
- ハナガサギク/花笠菊/ヤエザキオオハンゴンソウ/八重咲大反魂草(いずれもラシニアタ変種ホルテンシス)
(※データ:大阪市基準)