いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

シロタエギク

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原産地

地中海沿岸の西部~中部地域

キク科

高さ

30~100cm

花期

4~5月・10~11月

形態

多年草または二年草

別名等

セネシオ・シネラリア(学名)/セネシオ・ビコロル/セネシオ・マリティムス(いずれも異名)ク/白妙菊/ダスティーミラー


レウコスタキス(ヴィラヴィラの異名)

日照

戸外の直射日光下(酷暑期は30%遮光したほうがよい)。

【補足】日光が不足すると、葉色が緑色っぽくなる。

水やり

土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

【補足】葉に水がかかると、緑色になる。

肥料

3月、5月、9月に、少量の固形肥料を置き肥(多肥を嫌う)。

植え替え

3月上旬~5月上旬か、9月中旬~11月上旬。

整姿

伸びすぎて見苦しくなれば、春か秋に刈り込む。花茎が伸びてきたら切り取り、咲かせない。

繁殖

【挿し芽】4月下旬~7月上旬か、9月中旬~10月下旬。

【タネまき】3月中旬~5月上旬か、9月中旬~10月下旬。(発芽まで二週間ほどかかる。秋まきは、開花が翌々年になる。)

耐暑性

わりと強いが、蒸れに注意。

耐寒性

強い。

解説

  1. 茎葉が白い綿毛に覆われ、全体が銀色に見える。雪を連想させるため、冬の寄せ植えや花壇によく使われる。
  2. 主な品種に、矮性の「シルバーダスト」、葉が大きく切れ込みが浅い「ダイヤモンド」、葉が丸みを帯びた「シリウス(シラス)」などがある。
  3. シロタエギクによく似た「セネシオ・レウコスタキス」は、葉の切れ込みが深く、葉先がとがる。性質はよく似るが、こちらは半低木で、アルゼンチン原産。シロタエギクに比べると、少し耐暑性・耐寒性が劣る。寒地での越冬は室内が無難。

注意点・病害虫

  1. 成株になると黄色の小花をつけるが、観賞価値は低い。花を咲かせると、確実に株の老化・枯死につながるので、花芽が出たら摘み取ったほうがよい。
  2. 株が古くなると、葉の銀色があせる上に、下葉から枯れ上がり、見苦しくなる。できれば二年草扱いとし、タネまきや挿し芽で新しい株に更新する。
  3. やや砂質の土を好む。

余談

  1. 葉の切れ込みがより細かく、雪の結晶を思わせる「シルバーレース」は、除虫菊などと同じ「タナセツム属」の植物で、まったくの別種である。(学名…タナセツム・プタルミシフロルム。)カナリー諸島原産。こちらも「シロタエギク」「ダスティーミラー」と呼ばれる。半耐寒性のため冬は霜除けが必要で、耐暑性もやや弱い。花期は5~6月だが、咲かせると枯れやすい。

(※データ:大阪市基準)