ソリダゴ
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原産地
日本(沖縄除く)・朝鮮半島・北アメリカ
科
キク科
高さ
3~150cm(種類による)
花期
8~11月
形態
宿根草
別名等
ソリダゴ(属名)/ソリダコ/ゴールデンロッド
(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)
日照
戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
土の表面が乾けば与える。
肥料
3月と、6月に、固形肥料の置き肥。
植え替え
2月下旬~4月下旬か、花後すぐ~11月中旬。
【補足】1~2年に一度行う。
整姿
6~7月頃に一度切り戻しておくと開花時の草丈が低くなる。(ただし、開花は少し遅くなる。)
繁殖
【挿し芽】5月上旬~7月上旬か、9月(初夏のほうがよい)。
【株分け】植え替えと同時期。
【タネまき】3月上旬~5月下旬か、9月中旬~11月上旬(タネの寿命が短いので、採ってすぐにまく)。
耐暑性
強い。
耐寒性
とても強い。
解説
- 「ソリダゴ」という名は、この仲間の属名である。いくつか種類があるが、日本に自生し、秋の山野草として知られるアキノキリンソウが代表種。暑さ寒さに強く、栽培容易。園芸品種もいくつかあるらしい。
- アキノキリンソウは、ベンケイソウ科のキリンソウに花が似ており、秋に咲くことから、この名前が付いたらしい(※キリンソウは初夏~夏に咲く)。茶花に用いられる。
- ミヤマアキノキリンソウは、アキノキリンソウの変種の一つで、高山~亜高山性。
- 屋久島に自生するイッスンキンカも同じ仲間である。名前が示すとおり(一寸=約3cm)、草丈が10cm足らずと、とても小さい。
- この仲間は、有名な帰化植物、セイタカアワダチソウと同属の植物でもある。それだけに雑草に近く、野趣に富み、性質が強い。
- ソリダスターは、北アメリカ原産のソリダゴ属の植物(詳細不明)と宿根アスターの属間交配種である。育て方は同じ。かたまって咲く黄色~淡黄色の小花が優しげで、夏~初秋の切り花として人気がある。
注意点・病害虫
- さび病にかかりやすいので、風通しに注意する。
- アブラムシやハダニの被害を受けやすい。また、何となく生育が悪い場合、根にワタムシが付いていることがある。オルトランなどで駆除する。
余談
- 切り花に最適。下葉が傷みやすいので、落としてから生ける。
- アキノキリンソウの若芽や花は食用になる。水にさらしてアクを抜いてから調理する。
- セイタカアワダチソウは秋の花粉症の原因植物である、とする説もあるが、現在は否定されている。
各種の和名・異名
- セイタカアワダチソウ/背高泡立草(アルティッシマ)
- カナダアキノキリンソウ(カナデンシス)
- オオアワダチソウ/大泡立草(ギガンテア変種レイオフィラ)
- イトバアワダチソウ/糸葉泡立草(グラミニフォリア)
- アキノキリンソウ/秋麒麟草/アワダチソウ/泡立草(いずれもヴァーガウレア亜種アジアティカ)
- ミヤマアキノキリンソウ/深山秋麒麟草/コガネギク/黄金菊(いずれもヴァーガウレア亜種レイオカルパ)
- ハマアキノキリンソウ/浜秋麒麟草(ヴァーガウレア亜種レイオカルパ変種オバタ)
- ハチジョウアキノキリンソウ/八丈秋麒麟草(ヴァーガウレア変種プラエフロレンス)
- イッスンキンカ/一寸金花(ミヌティッシマ)
- アオヤギバナ/青柳花/アオヤギソウ/青柳草(いずれもヨクサイアナ)
ソリダゴ属ではない種類。
- ソリダスター・ルテウス(ソリダスターの学名)
(※データ:大阪市基準)