いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

アデニウム

イメージ

原産地

アラビア半島南部・アフリカ東部~南西部・ナミビア

キョウチクトウ科

高さ

30~450cm

花期

5~9月

形態

常緑半低木

生育型

夏型

別名等

アデニウム・オベスム(学名)/砂漠のバラ/デザートローズ/モックアザレア/インパラリリー

日照

4月中旬~10月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。越冬中は、室内の日当たり。

【補足】実生苗は、よく日光に当てないと、株元が膨らまない。

水やり

生育期は、土の表面が乾いて3~5日後に与える(多肉植物なので、乾き気味に管理)。越冬中は、月に一度か、断水する。

【補足】越冬中の温度管理に自信がなければ、越冬中は完全に断水する。

肥料

4月下旬~10月上旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

4月中旬~9月上旬(酷暑期は避けたほうがよい)。

【補足】植え替え後、数日経ってから水やりを再開する。

整姿

伸び過ぎれば、4~7月の間に適宜切り戻す。

繁殖

【挿し木】5月上旬~6月中旬か、9月中旬~10月上旬(挿し穂は1~2日置き、切り口が乾いてから挿す)。

【タネまき】5~9月(採ってすぐにまくとよい)。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低13℃を保つとよい。

解説

  1. 「砂漠のバラ」という別名の通り、バラ色の大きな花をたくさん咲かせる、美しい植物。花色は紅色のほか、白や淡桃、紅白の複色などもある。
  2. 原種のオベスムの他、アラビクム、オレイフェリウム、グラウカ、スワジクム、ソコトラナムなどを交配親とし、さまざまな品種が作られている。
  3. 開花後に長いサヤのような果実が出来ることがある。中のタネが完熟すると勝手にはじけるので、採種してまけば、簡単に殖やせる。

注意点・病害虫

  1. 年月が経つにつれ、株元が壷のように肥大する。しかし、挿し木苗だと、実生苗ほど明確に膨らまず、面白みに欠ける。できれば、少々高くても実生苗を入手したい。
  2. カイガラムシに注意。
  3. 樹液は有毒で、人によっては、触るとかぶれる。

(※データ:大阪市基準)