エケベリア

解説

1. この仲間は、小型種から大型種まで種類が多く、草姿もさまざま。多くの種類は、たくさんの葉が重なり合い、株全体が、バラや蓮華の花を思わせる、優雅な形になる。
2. 種類によって葉の形も様々で、フリルが入ったり、産毛が生えていたり、白い粉を吹いていたりする。斑入り葉の品種もいろいろある。花は、黄～橙、桃色などで、観賞価値が高い。
3. 原種・変種・交配種、いずれも多く、流通している主な種類だけでも、かなりの数に上る。例を挙げると、オブツシフォリア、カンテ、コロラタ、サブリギダ、シャビアナ、チワワエンシス、デレスセアナ、デレンベルギー、パリダ、ミニマ、リラシナ、ルンデリー、ルンヨニー、「アーリーライト」「ウェディングドレス」「王妃錦司晃」「乙女の夢」「オパール」「カメオ」「寒鳥巣」「錦晃星」「久米の里」「紅輝炎」「七福神」「霜の朝」「霜の鶴」「女王の花笠」「静夜」「相府連」「高砂の翁」「デローサ」「トップスプレンダー」「錦の司」「錦牡丹」「野バラの精」「パーティードレス」「パール・フォン・ニュルンベルグ」「白牡丹」「花うらら」「花の司」「花舞笠」「ピンキー」「フロスティー」「紅孔雀」「紅化粧」「紅稚児」「紅司」「ベルベット」「ホワイトローズ」「ボンビシナ」「魅惑の月」「魅惑の宵」「大和姫」「大和錦」「養老」など。
4. 「高砂の翁」は、直径50cmを超える大型種。

注意点・病害虫

1. アフィニス、シャビアナ、セトーサ、ラウイー、ルンデリーなどは、夏の高温多湿に弱い。

余談

1. 人工交配属として、グラプトペタラムとの交配「グラプトベリア」や、セダムとの交配「セデベリア」、パキフィツムとの交配「パキベリア」がある。育て方は同じ。

各種の和名・異名

1. 東雲/曙(いずれもアガボイデス)
2. 魅惑の宵(アガボイデス「リップスティック」)
3. 花車/ホルウェイ(いずれもアクティフォリア)
4. 鯱/東雲綴化(いずれもアガボイデスの綴化品種)
5. 古紫(アフィニス)
6. ホワイトローズ(アルビカンス)
7. 七福神(「インブリカタ」)
8. 月影(エレガンス)
9. 星影(エレガンス「マジョール」)
10. サブリギダ/スブリギダ(いずれもカンテ)
11. 久米の舞(スペクタビリス)
12. 七福神(セクンダ)
13. メキシカンファイヤークラッカー(セトーサ)
14. 錦司晃(セトーサ変種ミノール)
15. 静夜(デレンベルギー)
16. 紅司(ノドゥロサ)
17. オリベランサス・エレガンス(異名)/ハムシー/花司/花の司(いずれもハルムシー)
18. 霜の鶴(パリダ)
19. 錦晃星/プラシプラント/シェニールプラント(いずれもプルビナタ)
20. フロスティー(プルビナタ「フロスティー」の異名)
21. 寒鳥巣(ファシクラタ)
22. 寒鳥巣綴化/紅孔雀(いずれもファシクラタの綴化品種)
23. 花うらら(プリドニス)
24. 大和錦(プルプソルム)
25. 紅稚児(マクドゥガリー)
26. ルンデリー/ロンデリー(いずれもセトーサ変種デミヌタ)
27. 白兎耳(レウコトリカ)
28. 秋の霜(ワラディー)
29. トップシーツルビー(「トップスプレンダー」)
30. 白閃冠/ボンビシナ冠(いずれも「ボンビシナ」の綴化品種)