いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

フェルニア

イメージ

原産地

アラビア~東アフリカ・エチオピア・南アフリカ

ガガイモ科

高さ

5~15cm

花期

7~8月

形態

多年草

生育型

夏型

別名等

(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

4月中旬~11月上旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は30~50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

水やり

生育期は、土の表面が乾いて2~3日後に与える(多肉植物なので、乾き気味に管理)。越冬中は、月に一度か、断水する。

【補足】過湿はよくないが、乾燥しすぎると根にワタムシが付きやすい。

肥料

5月と、9月に、固形肥料の置き肥。

植え替え

4月上旬~5月下旬か、9月下旬~10月中旬(春のほうがよい)。

【補足】植え替え後、数日経ってから水やりを再開する。

整姿

特に無し。

繁殖

【挿し芽】4月上旬~6月上旬か、9月上旬~10月上旬(春のほうがよい)。

【株分け】植え替えと同時期(傷口をよく乾かしてから水やりを再開する)。

【タネまき】採ってすぐにまく(タネの綿毛を取り除いてからまく)。

耐暑性

強い。

耐寒性

最低8℃を保つとよい。

解説

  1. 4~7稜の柱状の茎に、たくさんのトゲがある。が、このトゲは大して危険なものではない。地際でよく分枝し、群生する。寒さに弱い点を除けば栽培容易。
  2. いかにもガガイモ科植物らしい、個性的な、星型の小花を咲かせる。花色は茶~赤褐色、黒褐色などが多く、地味。斑点模様や縞模様が入ることが多く、かなりどぎつい印象を受ける。花には悪臭があり、受粉のためのハエを呼び寄せる。
  3. 代表種は、クリーム色地に赤い点々のある花を咲かせる「峨角(がかく)」である。その他の種類には、ケニエンシス、ケネディアナ、ゼブリナ、レティクラタなどがある。

注意点・病害虫

  1. 根にワタムシが付きやすい。オルトランなどで駆除する。

各種の和名・異名

  1. 剣竜角(オクラタ)
  2. 赤鬼角/縞馬/オウルアイズ(いずれもゼブリナ)
  3. 阿修羅(ピランシー)
  4. ツレティー変種プリムリナ(異名)/竜王角(いずれもプリムリナ)
  5. 蛾角/峨角(ブレビロストリス)
  6. 黒竜角(メラナンサ)

(※データ:大阪市基準)