いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

パキフィツム

イメージ

原産地

メキシコ

ベンケイソウ科

高さ

5~25cm(種類による)

花期

7~8月

形態

多年草

生育型

夏型

別名等

星美人(オビフェルムまたはブラクテオスム)

日照

4月上旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり(暖地なら戸外で霜除け)。

【補足】日光不足になると、秋になっても紅葉しない。

水やり

生育期は、土の表面が乾いて2~3日後に与える(多肉植物なので、乾き気味に管理)。越冬中は、月に一~二度とする。

【補足】葉に白い粉を吹く種類は、水をかけると色があせる。

肥料

4月と、6月に、少量の固形肥料を置き肥。

植え替え

4月上旬~5月下旬か、9月下旬~10月中旬(春のほうがよい)。

【補足】1~2年に一度行う。植え替え後、数日経ってから水やりを再開する。

整姿

特に無し。

繁殖

【葉挿し】4月上旬~6月上旬か、9月上旬~10月中旬(春のほうがよい)。(葉を付け根から外し、切り口が乾いてから挿す。)

【株分け】植え替えと同時期(株分かれする種類のみ可能)。

【タネまき】採ってすぐにまく(土はかけない)。

耐暑性

強いが、生育は鈍る。

耐寒性

最低3℃を保つ。

解説

  1. 暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすい。葉に白っぽい粉を吹いており、秋になると、先端などが少し紅葉する。
  2. 主な種類は、グルチニカウレ、ビリデ、フーケリ、ミクロカリックス、「東美人」「桜美人」「月美人」「星の光」「星美人」「千代田の松」「三日月美人」「桃美人」など。
  3. 「~美人」で終わる和名の種類は、どれも似通っており、区別が付きにくい。なお、「星美人」は、オビフェルムと、ブラクテオスムの和名。二つの原種に同じ和名が付いているらしい。

注意点・病害虫

  1. 日光不足になったり、風通しが悪かったりすると、徒長して姿が悪くなる。

余談

  1. エケベリアと近縁で、属間交配種のパキベリアが作られており、「オパール」「霜の朝」などの品種がある。育て方は同じ。

(※データ:大阪市基準)