アシタバ
イメージ
原産地
日本(房総半島~紀伊半島・伊豆諸島)
科
セリ科
高さ
50~120cm
花期
5~10月
形態
二年草または多年草
収穫期
3~10月
別名等
アンジェリカ・ケイスケイ(学名)/明日葉/アシタボ/アシタゼリ/アシタグサ/イヌノサイキ/ハチジョウソウ
日照
西日を避けた戸外の直射日光下(7月上旬~9月上旬は50%遮光)
【補足】耐陰性が強く、多少の日陰なら耐える。明るい日陰で育てたほうが軟らかい葉になる。
水やり
土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
肥料
4~10月に、固形肥料の置き肥。
【補足】収穫期間が長いので、肥料切れさせない。
植え付け
4月上旬~6月上旬か、9月中旬~10月下旬(春のほうがよい)、株間40~50cm。
【補足】直根性で移植を嫌うので、根鉢を崩さない。
整姿
かなり大きくなるので、支柱を立てる。株を長生きさせたければ、花茎を摘み取り、咲かせない。
繁殖
【株分け】植え替えと同時期(あまり一般的でない)。
【タネまき】4月上旬~6月上旬か、9月中旬~10月中旬。(好光性のため覆土は薄く。暖地以外では春まきする。)
耐暑性
とても強いが、強光と乾燥に注意。
耐寒性
やや弱く(-3~-5℃)、暖地以外では室内へ。
解説
- ハーブのアンジェリカと同属の植物だが、こちらは野菜として扱う。伊豆諸島、特に八丈島が主な産地である。とても生育旺盛で、一株でも、かなりの量の葉が収穫できる。赤茎種と青茎種があり、流通するのは青茎種のみ。
- 今日収穫しても、明日には新芽が出るというので、「明日葉」の名がある。なお、葉や芽を収穫すると、傷口から黄色い汁が出るが、毒性などは無い。
- 海浜植物で、潮風に強い。
注意点・病害虫
- タネまきや苗から始めた場合、最初の年は株作りに専念し、二年目に収穫を開始する。
- 多年草だが寿命が短く、普通は二年草扱いする。開花結実すると株が著しく老化し、まもなく枯死する。
- かなり大型の草なので、暖地なら地植えがよい。夏の強い直射日光を嫌うので、落葉樹の下が最適。鉢植えにする場合は、8号以上の大鉢が適する。
- 連作はしないほうがよい。
- 病虫害は少ないが、ときどきアブラムシが付く。
収穫・利用
- 食用にするのは、芽先の若い茎葉である。ハーブバスにもできる。
(※データ:大阪市基準)