いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

小鳥菜/山東菜/べか菜

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原産地

中国(人工交配種)

アブラナ科

高さ

30~100cm

花期

4~5月

形態

一年草

収穫期

10~7月

別名等

ブラッシカ・カンペストリス(学名)


サントウナ/山東白菜(いずれも山東菜)

日照

9月上旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

生育期に、7~10日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え付け

3月上旬~5月下旬か、9月上旬~10月下旬、株間15~20cm(大株を狙うなら、株間25~40cm)。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】3月上旬~5月上旬か、8月中旬~10月下旬(大株を狙うなら、8~9月にまく)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

強いが、防寒しないと傷む。

解説

  1. いずれも、半結球~不結球性のハクサイの仲間である。ハクサイより生育期間が短く、タネまき後、約1ヵ月~1ヵ月半で収穫できる。
  2. 小鳥菜は、半結球性で、暑さ寒さに強い。小鳥が好んで食べるというのでこの名があるらしい。もちろん人間が食べても美味しい。
  3. 山東菜は、カブと体菜の交雑系統とされ、半結球性。主に埼玉・東京の東部で作られる野菜である。大株になると、ゆるやかに結球し、中心部の葉が黄色くなる。
  4. べか菜は、東京や埼玉、千葉で作られる山東菜の一種である。「べか船」と呼ばれる小型の運搬船で運ばれていたことから、この名が付いたらしい。やや小型で、半結球性。結球が始まる前に収穫する。耐暑性があり、丈夫で作りやすい。

注意点・病害虫

  1. 耐暑性はあるが、真夏に作ると、葉が硬くなるなど、どうしても品質が悪くなる。
  2. アブラナ科植物なので、連作すると、根こぶ病や黄化病、根くびれ病などが出やすい。害虫は、アオムシやコナガ、コナジラミ、ヨトウムシなどが出る。ウイルスを媒介するアブラムシにも注意する。

(※データ:大阪市基準)