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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ブロッコリー

イメージ

原産地

ヨーロッパ~地中海沿岸東部

アブラナ科

高さ

30~100cm

花期

12~5月

形態

一年草

収穫期

11~5月

別名等

ブラッシカ・オレラセア変種イタリカ(学名)/花菜/緑花椰菜/緑花野菜


茎ブロッコリー/スティックブロッコリー(いずれも花茎も食用にする品種の総称)

日照

8月上旬~5月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。(酷暑期は西日を避ける。越冬中は霜除けする。)

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(過湿に弱い)。

肥料

秋の元肥の他、植え付けの20日後と、花蕾が出始めた頃に、固形肥料の置き肥。

【補足】天蕾(株の頂部から出る大きな蕾)の収穫直後にも追肥し、腋芽の発生を促す。

植え付け

8月上旬~9月上旬、株間40~60cm。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】7月中旬~8月下旬(寒地では4月頃にもまける)。

耐暑性

やや弱い。

耐寒性

やや弱く、必ず霜除けする。

【補足】高温にあわせない。

解説

  1. 緑黄色野菜の代表格の一つ。カリフラワーと似ているが、ブロッコリーの方が育てやすく、天蕾(株の頂部から出る大きな蕾)に加えて側花蕾(脇から伸びる小さな蕾)もたくさん採れるため、収穫量が多い。
  2. 主な品種に、「ハイツ」「雷鳴」「緑嶺」などがある。天蕾収穫専用の品種もあるが、それを育てると側花蕾が伸びないため、収穫期間が短くなる。
  3. 新顔の「スティックセニョール」は、中国野菜のカイランとの交配種で、花蕾が小さく、花茎が長い。真夏と真冬を除き、いつでもタネがまけ、長期間収穫できる。次々に収穫できるぶん肥料食いなので、生育中は、月に一度追肥する。

注意点・病害虫

  1. 大型の野菜なので地植えが望ましいが、8号以上の大鉢なら一株植えられる。
  2. 病気は、黒腐病や軟腐病が発生することがある。害虫は、アオムシやヨトウムシ、コナガ、コナジラミ、アブラムシなどに注意。

収穫・利用

  1. 花蕾の直径が10~15cmになったら収穫できる。遅れると花が開き始める。収穫後は、品質の劣化が速いので、早めに食べる。
  2. 天蕾の収穫後、葉腋から次々に小さな花蕾(側花蕾)が出てきて、これも収穫できる。なお、花茎の部分も食べられるので捨てない。太い花茎は、皮をむいて適当な大きさに切り、ゆでると食べやすい。

(※データ:大阪市基準)