カリフラワー
イメージ
原産地
ヨーロッパ~地中海沿岸東部
科
アブラナ科
高さ
30~100cm
花期
12~4月
形態
一年草
収穫期
10~2月
別名等
ブラッシカ・オレラセア変種ボトリティス(学名)/花菜/花椰菜/花野菜
日照
8月上旬~2月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。(酷暑期は西日を避ける。越冬中は霜除けする。)
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(過湿に弱い)。
肥料
秋の元肥の他、9月と、花蕾が出始めた頃に、固形肥料の置き肥。
植え付け
8月上旬~9月上旬、株間40~50cm。
整姿
花蕾が直径8~10cmになったら、外葉をかぶせて縛り、遮光すると、白く軟らかい花蕾が収穫できる。(このとき、外葉が折れても気にしない。花蕾の遮光作業は、花蕾が白い品種のみで行う。)
繁殖
【タネまき】7月中旬~8月上旬(寒地では4月頃にもまける)。
耐暑性
弱い。
耐寒性
わりと強いが、霜除けする。
【補足】高温にあわせない。
解説
- ブロッコリーから改良されて生まれたらしい。収穫期によって、早生~晩生種まであるが、早生種を夏まきし、冬に収穫するのが一般的。
- 主な品種に、「スノーキング」「スノークラウン」「野崎早生」などがある。「バイオレットクイーン」は、花蕾が紫色の品種で、ゆでると鮮緑色に変わる。「オレンジブーケ」は、名前の通り、花蕾が橙色。「美星」は、花蕾の直径が10cm程度のミニ種。
- カリフラワーは、天蕾(株の頂部から出る大きな蕾)を収穫したら、それで終わりである。ブロッコリーのように、次々に腋芽が育って何回も収穫、という楽しみはない。
注意点・病害虫
- 大型の野菜なので、あまりコンテナ栽培には向かない。10号程度の大鉢に一株なら栽培可能。大株を望まなければ、65cmプランターで二株ほど作れる。
- 微酸性~中性の土でよく育つ。が、酸性の土にも、ある程度耐えられる。
- 株に傷が付くと、そこから軟腐病が発生するので、あまりいじらない。害虫は、アオムシやヨトウムシ、コナガ、アブラムシ、コナジラミなどに注意。
収穫・利用
- 花蕾の直径が15cmになったら収穫できる。遅れると花が開き始める。収穫後の品質の劣化が速いので、早めに食べる。アクがあるため、生食はしない。ゆでてサラダ、スープなどに。
(※データ:大阪市基準)