モロヘイヤ
イメージ
原産地
インド西部~中近東・熱帯アフリカ
科
シナノキ科
高さ
60~200cm
花期
9~10月
形態
春まき一年草
収穫期
6~10月
別名等
コルコルス・オリトリウス(学名)/シマツナソ/島綱麻/タイワンツナソ/台湾綱麻/ジューズマロウ
日照
5月上旬~10月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
肥料
春の元肥の他、6~9月に、固形肥料の置き肥。
【補足】根が弱く、肥料負けしやすいので、あまり多肥にしない。
植え付け
5月上旬~7月下旬、株間30~45cm。
整姿
初期生育が遅いので、収穫を急がない(高さ40cm程度になるまで待つ)。草丈20cm程度の時に、一度摘芯し、枝数を増やしておく
繁殖
【タネまき】4月下旬~7月上旬(発芽適温が25~35℃と非常に高いので、早まきしない)。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
とても弱い。
解説
- すっかりおなじみになった、ビタミン・ミネラルを豊富に含む健康野菜である。きわめて丈夫で育てやすく、収穫量も多い。
注意点・病害虫
- 短日植物だが、花を観賞する植物ではないので関係ない。花が咲き始めると、葉の品質が著しく落ちる。従って、夜間も外灯が当たる明るい場所で栽培し、長日条件を満たしておけば、いつまでも開花せず、寒くなるまで、よい葉を収穫し続けることができる。
- 病虫害はほとんどなく、無農薬栽培が容易である。こぼれダネでも殖える。
- 意外なことに、かなり危険な有毒植物である。毒成分は、強心作用のあるストロファンチジンで、果実とタネに多く、茎にも少し含まれるらしい。従って、これらの部位は、決して口にしてはいけない。葉には、この成分が含まれないので、安心して食べられる。
収穫・利用
- 草丈が40~50cmになったら収穫開始。葉だけを摘み取り収穫する。葉はシソに似ているが、刻むと粘り気が出る。味は、全くクセがない。炒め物や和え物、天ぷらなどに。なお、葉にシュウ酸を多く含むので、一度ゆでてから食べる。
- 花が咲いて生育が止まってしまったら、株元から抜き取って乾かし、葉だけを摘み取って砕き、パセリのように利用する。
余談
- この仲間からは、ジュートの繊維がとれるらしい。
(※データ:大阪市基準)