いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

エゴマ

イメージ

原産地

東南アジア~インド・中央アジア

シソ科

高さ

30~70cm

花期

8~10月

形態

春まき一年草

収穫期

【葉】6~10月、【タネ】10~11月

別名等

ペリラ・フルテッセンス変種フルテッセンスラ(学名)/ペリラ・フルテッセンス/ペリラ・フルテッセンス変種ジャポニカ(いずれも異名)/荏胡麻/エ/荏/アブラ/ジュウネン/十年


レモンエゴマ(フルテッセンス変種シトリオドラ)

日照

4月下旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

生育期に、7~10日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え付け

5月上旬~7月下旬、株間50~60cm。

整姿

早めに摘芯し、草丈を抑えるとともに、枝数を増やしておく。

繁殖

【タネまき】4月下旬~7月上旬(好光性のため、覆土は薄く)。

耐暑性

強い。

耐寒性

弱い。

解説

  1. シソとごく近縁で、草姿が似るが、より大型に育つ。茎葉には、シソともゴマともいえない独特な香りがあり、栄養価の高い健康野菜として知られる。
  2. よく似たレモンエゴマは、全草に、レモンに似た香りがある。こちらは野菜として利用されることはない。

注意点・病害虫

  1. シソに比べて耐暑性が劣るようだが、夏越しに気を遣うほどではない。
  2. 土質は選ばない。ただし、多湿地は嫌う。
  3. タネの発芽率はやや悪い。
  4. 芽の先端に、ベニフキノメイガの幼虫がつきやすい。被害を受けると、芽先が糸で綴られて食害され、生長が止まってしまう。このガは、シソ科の野菜やハーブ類を集中的に加害するので注意。

収穫・利用

  1. 草丈30cmくらいになれば収穫可能。枝先から摘み取り収穫すれば、長期間収穫し続けることができる。
  2. タネから絞られるエゴマ油は、「荏油」ともいう。ダイエット用の健康油として人気がある。

(※データ:大阪市基準)