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素人園芸解説 -私はこう育てる-

ハコベ

イメージ

原産地

ユーラシア大陸

ナデシコ科

高さ

3~50cm(種類による)

花期

2~10月(種類による)

形態

秋まき一年草または多年草

収穫期

2~4月

別名等

ステラリア(属名)/ハコベ/繁縷/アサナ/ハコベラ/ヒヨコグサ/アサシラゲ/チックウィード/スターウィード


(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

9月下旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

【補足】耐陰性があり、かなりの日陰でも耐える。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

秋の元肥のみ(もともと雑草なので、多肥にしない)。

植え付け

2月上旬~3月下旬か、9月中旬~11月上旬、株間10~20cm。

整姿

雑草化するので放任しない。

繁殖

【タネまき】9~10月(普通は、採ってすぐにまく)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

とても強い。

解説

  1. 日本中どこにでも生える雑草で、春の七草の一つでもある。
  2. 「ハコベ」と呼ばれる植物には、茎葉が濃緑色のミドリハコベや、やや小型で、茎が紫色を帯びるコハコベなどがある。その他、ハコベより一回り大きいウシハコベも食用になる。
  3. コハコベは越年草(秋に発芽し、翌夏に枯れる草)だが、地域によっては、春~秋まで咲き続ける。それ以外の種類は、多年草であることが多い。
  4. 花弁は5枚だが、形がV字型であるため、10枚あるように見える。

注意点・病害虫

  1. やや酸性の土を好む。
  2. 放任すると雑草化する。根絶したければ、必ず根ごと抜き取る。非常に生命力が強く、少しでも茎が残ると、元通り再生する。

収穫・利用

  1. 若い葉は、軟らかくてクセがなく、食べやすい。小鳥が好む草でもある。

余談

  1. 酸性土を好むため、土壌酸度を推し量る指標になる。庭や花壇などに、これが生えてきたら、土が酸性に偏っている証拠。

各種の和名・異名

  1. ウシハコベ/オオハコベ/ナツハコベ(いずれもアクアティカ)
  2. ミヤマハコベ(セッシリフローラ)
  3. ミドリハコベ(ネグレクタ)
  4. ナンバンハコベ(バッシフェル変種ジャポニクス)
  5. ハコベ/コハコベ(いずれもメディア)
  6. シコタンハコベ(ルッシフォリア)

(※データ:大阪市基準)