スープセロリ
イメージ
原産地
地中海沿岸~アジア西部・東アジア南部
科
セリ科
高さ
15~100cm
花期
5~7月
形態
一年草
収穫期
10~7月
別名等
アピウム・グラヴェオレンス変種デュルセ(学名)/芹菜/キンサイ/スープセルリー/オランダミツバ
日照
9月中旬~7月上旬の生育期は、西日を避けた戸外の直射日光下。
【補足】耐陰性があり、多少の日陰なら耐える。明るい日陰で育てたほうが、軟らかい葉になる。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
肥料
生育期に、7~10日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。
植え付け
3月下旬~6月上旬か、9月中旬~11月上旬、株間3~10cm。
【補足】移植を嫌うので、根鉢を崩さない。
整姿
花茎が伸びてきたら摘み取り、咲かせない。
繁殖
【タネまき】3月上旬~6月上旬か、9月上旬~10月下旬(好光性のため、覆土は薄く)。
耐暑性
わりと強いが、強光と乾燥に注意。
耐寒性
強いが、防寒する。
解説
- セロリの原種とされるが、香りにクセがなく、セロリ嫌いの人でも食べやすい。セロリのように大きくならないので、鉢やプランターで気軽に作れる。
- 生育が早く、暑さ寒さにも比較的強いので、上手に育てれば、ほとんど一年中タネがまけ、収穫が楽しめる。
- 収穫せずに放任すると、多年草化する。しかし、品質が悪くなるので、よい葉を収穫したければ、毎年タネをまき直す。
注意点・病害虫
- 乾燥にとても弱い。有機物を多めに混ぜて、土の保水性を向上させておく。また、酸性土を嫌うので、石灰も忘れずに施す。
- セリ科植物なので、キアゲハの幼虫に注意。
収穫・利用
- タネまきから収穫まで、1ヵ月半程度と短い。タネまき後は一気に育て上げ、草丈15~20cmくらいになったら、全て抜き取り収穫する。もったいないと思うなら、地上部を3cmほど残し、刈り取り収穫するのもよい。なお、刈り取り直後には、必ず追肥し、新葉の発生を促す。
- 少量だけ収穫したい場合は、下葉からかき取って収穫する。直後に追肥すれば、しばらくの間、収穫し続けることができる。
- サラダやスープに最適。タネは薬用に用いたり、精油を採ったりする。
(※データ:大阪市基準)