小松菜/しろ菜
イメージ
原産地
日本(人工交配種)
科
アブラナ科
高さ
15~70cm
花期
4~5月
形態
一年草
収穫期
2~7月・9~12月
別名等
ブラッシカ・シネンシス(学名)/ブラッシカ・ラパ(異名)
冬菜/ウグイス菜(いずれも小松菜)
天満菜/大阪シロナ(いずれもしろ菜)
日照
9月上旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。
肥料
生育期に、7~10日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。
植え付け
3月上旬~12月上旬、株間3~8cm(大株を狙うなら、株間10~15cm)。
整姿
特に無し。
繁殖
【タネまき】3月上旬~11月中旬(夏まきは、病虫害を受けやすいので注意)。
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
わりと強いが、防寒する。
解説
- 小松菜は、ツケナ(漬菜)類の代表種で、最も栽培容易な葉菜の一つである。もともとはカブから改良されたらしい。じつは地方野菜で、東京の小松川村(現在の江戸川区にあった村)で作出されたため、この名がある。品種がとても多い。
- しろ菜は、山東菜と体菜(タイサイ)の交雑種、または、ハクサイと体菜の交雑種といわれる。名前の通り、白い軸が目立つ。やはり地方野菜で、関西のツケナ類の代表種。大阪の天満橋周辺で作られていたため、「天満菜」とも呼ばれる。小松菜と同様に育てやすく、ほぼ一年中作れる。品種には、「早生天満菜」「中生天満菜」がある。
注意点・病害虫
- いずれも、生育期間は1ヵ月前後と短く、長期間、少しずつ時期をずらしながらタネをまけば、ほぼ一年中収穫できる優れもの。耐暑性があり、真夏でも作ろうと思えば作れる。
- 連作は好ましくないが、小松菜は比較的、連作に耐えられる。
- アブラナ科野菜なので、アオムシやコナガ、コナジラミ、ナノクロムシ、ヨトウムシ、アブラムシが大敵。高温期に栽培すると被害が甚大になる。
収穫・利用
- 草丈25cmで全て収穫する。小松菜は、春に伸びてくるトウ(花茎)も食用にできるので、トウ立ちするまで残しておくのもよい。
(※データ:大阪市基準)