いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

芽キャベツ

イメージ

原産地

ヨーロッパ

アブラナ科

高さ

50~80cm

花期

4~5月

形態

一年草

収穫期

11~3月

別名等

ブラッシカ・オレラセア変種ゲミフェラ(学名)/コモチカンラン/子持甘藍/ブリュッセルスプラウト

日照

7月上旬~3月下旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避ける)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

肥料

夏の元肥の他、9~10月と、2月に、固形肥料の置き肥。

【補足】収穫期間の長い野菜なので、肥料切れさせない。

植え付け

8月、株間50~60cm。

整姿

根が露出しないよう、ときどき株元に土寄せする。


【摘葉】最初の数個の芽球は、まともに結球しないので取り除く。同時に、下葉を4~5枚かき取る。
その後は、芽球が6~10mmに肥大した部分から順に、少しずつ下葉をかき取る。この時、上部の葉は、常に10枚くらい残しておく。(※まだ開ききっていない葉は枚数に入れない。)
摘葉の作業を怠ると、芽球の色や形が不揃いになる。

繁殖

【タネまき】6月中旬~8月上旬(寒地では4月頃にもまける)。

耐暑性

弱い。

耐寒性

強いが、防寒する。

解説

  1. キャベツの仲間で、直立した茎に、直径2~3cmほどの小さなキャベツ(芽球)がびっしりと付く。かなりの大株に育てなければ、よい芽球がとれない。
  2. 品種は少なく、「ファミリーセブン」「プチヴェール」「早生子持」などがある。「プチヴェール」は、ケールとの交配で作出された、不結球性の(キャベツ型にならない)芽キャベツで、緑色の小さなハボタンのような芽球を付ける。

注意点・病害虫

  1. タネが市販されているが、まき時が高温期のため病虫害を受けやすく、おまけに、初期生育がやや遅い。夏頃に出回る苗を購入し、植え付けたほうが楽。
  2. 地植え向きの野菜だが、10号鉢や大型の野菜プランターなどで一株作れる。
  3. 連作すると、根こぶ病が発生し、生育が悪くなる。害虫は、アブラナ科野菜の定番、アオムシやヨトウムシ、コナガ、コナジラミ、ナノクロムシ、アブラムシに注意する。

収穫・利用

  1. 摘葉作業でかきとった下葉も捨てずに、青汁や煮込み料理などに。
  2. 芽球が3cmくらいになったら、指で押さえてみて、固くしまっていれば収穫できる。収穫期間が長く、次から次へと結球するので、とり遅れないようにする。

(※データ:大阪市基準)