水菜/壬生菜
イメージ
原産地
中国(人工交配種)
科
アブラナ科
高さ
30~80cm
花期
4~5月
形態
一年草
収穫期
11~6月
別名等
ブラッシカ・ラパ変種ラシニフォリア(学名)/ブラッシカ・ラパ変種ニッポシニカ(異名)
キョウナ/京菜/千筋菜/千筋水菜/ヒイラギ菜(いずれも水菜)
丸葉水菜(壬生菜)
日照
9月中旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
【補足】名前からわかるように、きわめて水を好む。
肥料
生育期に、固形肥料の置き肥。
【補足】若どりする場合は、元肥だけで十分。大株を狙う場合は、追肥に重点を置く。
植え付け
3月上旬~5月上旬か、9月上旬~11月上旬、株間30~45cm(若どりする場合は、株間5~10cmでよい)。
整姿
特に無し。
繁殖
【タネまき】3月上旬~5月上旬か、8月下旬~10月下旬(秋のほうがよい)。
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
強いが、防寒しないと傷む。
解説
- いずれも代表的な京野菜で、ツケナ(漬菜)類の一種でもある。株元でよく分けつ(枝分かれ)する性質を持ち、かなりの大株に育つ。
- 水菜は、肉の臭みを消す効果があり、冬の鍋物野菜の定番になっている。葉に多くの切れ込みが入るのが特徴。関西以外の地方では「キョウナ(京菜)」とも呼ぶ。
- 壬生菜は、水菜の変種で、独特な風味を持ち、名前の通り、京都の壬生地方の特産品になっている。葉先が丸く、葉に切れ込みがない。漬物にすることが多いが、鍋物や煮物にも使える。
- 最近人気のサラダ水菜は、早生種の水菜を若どりしたものである。生で食べても美味しい。
注意点・病害虫
- 普通は、秋にタネをまき、冬に大株を収穫するが、春まきも可能。ただし、すぐにトウ立ちするので、株が小さいうちに引き抜いて収穫する。プランターなどで栽培しても、意外と大きな株が収穫できて楽しい。
- 酸性土壌を嫌うので、土に石灰を施してから植え付ける。連作すると根こぶ病が出る。
- アブラナ科野菜なので、アオムシやコナガ、コナジラミ、ナノクロムシ、ヨトウムシ、アブラムシが大敵。
収穫・利用
- 若どりする場合は、草丈25cm程度で収穫し、大株どりする場合は、タネまき後、1ヵ月半~2ヵ月ほど経った頃に収穫する。
(※データ:大阪市基準)