いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

オカヒジキ

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原産地

日本・中国・東アジア・ヨーロッパ南西部

アカザ科

高さ

5~20cm

花期

7~10月

形態

春まき一年草

収穫期

5~11月

別名等

サルソラ・コマロヴィー(学名)/陸鹿尾菜/ミルナ/オカミル/クサヒジキ/ソルトワート

日照

4月上旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える。

肥料

生育期に、10~14日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え付け

4月上旬~8月下旬、株間8~15cm。

整姿

初期生育が遅いので、収穫をあせらない。

繁殖

【タネまき】3月下旬~8月下旬(一晩水に浸けてからまく)。

耐暑性

強い。

耐寒性

やや弱い。

解説

  1. 日本全国の海辺に自生し、名前の通り、海草のヒジキに似ている。なお、野菜として市販されるのは、ごく近縁の「マツナ」という植物らしい。
  2. 海浜植物だけに、塩害は全く受けない。潮風も問題ない。

注意点・病害虫

  1. 株が古くなると、茎葉が硬くなり、品質が落ちる。一回の栽培期間は2ヵ月程度とし、長期間に渡り、少しずつ時期をずらしながらタネをまくとよい。
  2. 暑さに弱い植物ではないが、酷暑期はタネの発芽率が低下する。また、発芽後の幼苗が立ち枯れる危険も高くなる。
  3. 短日植物だが、野菜として栽培する上では関係ない。しかし、開花すると、茎葉が硬くなり、品質が悪くなるので、7月以降にまいたタネから発芽した株は、花芽ができる前に抜き取り収穫したほうがよい。
  4. 酸性土をとても嫌うので、タネをまく前に石灰散布を忘れない。弱アルカリ性で砂質の土を好む。

収穫・利用

  1. 草丈10cm以上になったら、芽先を摘み取り収穫する。このとき必ず、下葉を数枚残しながら摘み取る。

(※データ:大阪市基準)