おかのり
イメージ
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原産地
東アジアの温帯~亜熱帯
科
アオイ科
高さ
60~200cm
花期
4~10月
形態
多年草
収穫期
4~12月
別名等
マルバ・バーティシラタ変種クリスパ(学名)/陸海苔
日照
3月下旬~11月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。(酷暑期は西日を避ける。越冬中は霜除けする。)
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
4~10月に、固形肥料の置き肥、または7~10日に一度の液肥。
植え付け
4月上旬~10月下旬、株間20~30cm。
整姿
本葉が7~8枚になったら摘心し、草丈を抑える。
繁殖
【タネまき】3月下旬~10月上旬。
【挿し芽】5月上旬~6月下旬。
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
最低3℃を保つ。
解説
- 日本に帰化しているフユアオイの変種で、葉にシワが寄るのが特徴。暑さ寒さに強く、丈夫で、土質も選ばないので作りやすい。
- 本来は多年草である。タネまき後二年目以降になると、小さな白い花を咲かせる。マルバ属の植物の花は美しいことが多いが、この植物の花は、あまり観賞価値が高いとはいえない。
注意点・病害虫
- きわめて日光を好む。ただ、葉焼けすることがあるため、真夏の強すぎる日光は避けたほうが無難。
- 草丈も葉も大きめで、高温期に水切れしやすい。肥料切れにも注意。
- タネからでも容易に育つ。生育がきわめて旺盛なので、ときどき収穫して勢いを抑える。
- アブラムシやハマキムシが付くことがある。
収穫・利用
- 若い葉をおひたしや天ぷら、和え物、炒め物などにする。昔は、乾燥させた葉を火であぶり、海苔のように用いたらしい。「オカノリ」の名前はそこから来ている。(「陸に生える海苔」の意。)なお、古い葉は硬くてまずい。
(※データ:大阪市基準)