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素人園芸解説 -私はこう育てる-

チンゲンサイ/パクチョイ

イメージ

原産地

中国

アブラナ科

高さ

15~50cm

花期

4月

形態

一年草

収穫期

5~7月・9~12月

別名等

ブラッシカ・オレラセア変種シネンシス(学名)/ブラッシカ・ラパ変種シネンシス(異名)


白菜(パクチョイ)
青梗菜/チンゲンツァイ/青軸パクチョイ/青茎パクチョイ(いずれもチンゲンサイ)

日照

8月中旬~7月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。(酷暑期は西日を避ける。越冬中は霜除けする。)

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

肥料

生育期に、7~10日に一度の液肥、または固形肥料の置き肥。

植え付け

4月上旬~11月中旬、株間10~20cm(大株が欲しければ、株間を広くとる)。

整姿

特に無し。

繁殖

【タネまき】4月中旬~6月上旬か、8月上旬~10月下旬(春まきを急ぐと、すぐにトウ立ちするので注意)。

耐暑性

わりと強い。

耐寒性

やや弱く、防寒しないと傷む。

解説

  1. いずれも中国野菜である。生育適温下なら、タネまきから収穫まで40~60日ほど。
  2. チンゲンサイは、今ではすっかりおなじみの、中国野菜の代表格である。「青帝チンゲンサイ」が最も一般的な品種。手のひらサイズの小型品種「クーニャン」も人気がある。
  3. パクチョイは、タイサイ(体菜)の仲間である。チンゲンサイによく似ているが、葉柄が純白で美しい。チンゲンサイと同時期に日本に導入されたが、どういうわけか、ほとんど普及していない。

注意点・病害虫

  1. いずれも耐暑性が強く、真夏でもタネまきできる。が、ウイルス病が出やすく、形も悪くなるので、おすすめしない。大株を収穫したければ、秋まき(寒冷地では春まき)がよい。
  2. 連作すると、根こぶ病にかかりやすいので注意。
  3. アブラナ科野菜共通の害虫、アオムシやアブラムシ、コナガ、コナジラミ、ヨトウムシが発生する。

収穫・利用

  1. 地植えなら大きく育つが、鉢やプランターで栽培した場合は、草丈20cm前後で全て収穫する。
  2. 株が老化すると、品質が劣化するので、早どりを心がける。特に、春まきは、トウ立ちする前に全て収穫してしまう。

(※データ:大阪市基準)