いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

落花生

イメージ

原産地

南アメリカのアンデス山脈東部

マメ科

高さ

20~50cm

花期

6~9月

形態

春まき一年草

収穫期

9~11月

別名等

アラキス・ヒポガエア(学名)/落花生/花生/ナンキンマメ/南京豆/ピーナッツ/グラウンドナッツ/アースナッツ/モンキーナッツ

日照

4月下旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(きわめて日光を好む)。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(乾き気味に管理)。

肥料

春の元肥の他、花が咲き始めた頃に、固形肥料の置き肥。

【補足】マメ科植物なので、窒素(N)は控える。

植え付け

5月上旬~6月上旬、株間20~25cm(ほふく性種は、株間30cm)。

【補足】移植を嫌うので、根を傷めない。

整姿

主枝が9節くらい伸びたら摘芯する。子房が土中に入れないと結実しないので、株元への土寄せは頻繁に。

繁殖

【タネまき】4月下旬~5月中旬(一晩水に浸してからまくとよい)。

耐暑性

強い。

耐寒性

とても弱い(最低15℃)。

解説

  1. 開花後、子房の先端が伸びて土の中に入り、そこで結実するのが特徴。茎が立ち上がる立性種と、茎が横に這うほふく性種、その中間の半立性種がある。マメの大きさは、大粒種と小粒種がある。
  2. 主な品種は、「郷の香」「千葉半立」「ナカテユタカ」などがある。

注意点・病害虫

  1. 砂質または火山灰質で、かつ、乾燥したやせ地を好む。石灰分も大好きで、不足すると実入りが悪くなるので、植え付け前に必ず施しておく。
  2. 8号以上の大鉢に一株、65cmプランターに二株が目安。
  3. 連作すると、豆サヤに褐色の斑点が多数できる、さや褐斑病にかかりやすくなる。
  4. 生育期間中、下葉に黒褐色の小斑点が出るのは、黒渋病という病気である。あまり深刻な被害は出ないが、次第に上の葉に広がることがあるので、トップジンMなどを散布する。
  5. 害虫は、定番のアブラムシやハダニが発生する他、鳥が、まいたタネや幼苗を狙う。

収穫・利用

  1. 秋になり、葉が黄ばみ始めたら、根元から引き抜いて収穫する。できたマメを適宜掘って収穫する場合は、開花後75~90日後が目安。(早生種は早め、晩生種は遅めに収穫する。)
  2. 収穫後は、カビが生えやすいので、なるべく早く、煎るなり茹でるなりして食べる。あまり売られてない「塩茹で」がおすすめ。煎って食べる場合は、収穫後に二週間ほど陰干しし、乾燥させてからにするとよい。

(※データ:大阪市基準)