いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

食用ホオズキ

イメージ

原産地

南北アメリカ・熱帯アメリカ

ナス科

高さ

30~100cm(種類による)

花期

7~9月

形態

春まき一年草

収穫期

8~11月

別名等

フィサリス(属名)/チェリートマト/ホオズキトマト


(※各種の和名・異名はページの一番下にまとめた)

日照

4月下旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。

肥料

5月上旬~10月上旬に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥(多肥にする必要はない)。

植え付け

4月下旬~6月上旬、株間30~40cm。

【補足】移植を嫌うので、根鉢を崩さない。

整姿

茎が柔らかいので、支柱を立てないと倒れることがある。

繁殖

【タネまき】4月下旬~6月上旬。

【挿し芽】5~7月。

耐暑性

とても強い。

耐寒性

とても弱い(最低10~15℃)。

解説

  1. 観賞用のホオズキと同属の植物で、種類が異なる。(観賞用のホオズキは食用にならない。)
  2. 主な種類は、原種のフィラデルフィカ(イクソカルパ)、プルイノサ、ペルビアナなど。いずれも、茎葉が柔らかいうぶ毛で覆われている。
  3. 本来、非耐寒性の多年草らしい。が、タネから簡単に育つので、一年草扱いする。地植えにするか、大きめのコンテナで育てると、たくさん収穫できる。

注意点・病害虫

  1. ナス科植物なので、連作は不可。
  2. 一度育てると、こぼれダネで殖える。日本各地に帰化しているらしい。
  3. ニジュウヤホシテントウ(テントウムシダマシ)やタバコガ、ホオズキカメムシなどの害虫が付く。

収穫・利用

  1. 果実が熟すと、袋状のガク(宿存萼)が淡褐色になるので、中に入っている橙色の丸い実を取り出して食べる。味は甘酸っぱい。未熟な果実は青臭いので、収穫を急がない。

各種の和名・異名

  1. イクソカルパ(異名)/トマチロ/トマティーロ/トマティーヨ/オオブドウホオズキ(いずれもフィラデルフィカ)
  2. ビロードホオズキ/アメリカホオズキ(いずれもヘテロフィラ)
  3. ブドウホオズキ/ケープグーズベリー(いずれもペルビアナ)
  4. ショクヨウホオズキ/ストロベリートマト(いずれもプルイノサ)

(※データ:大阪市基準)