ササゲ/ナタマメ
イメージ
原産地
熱帯アジア・熱帯アフリカ
科
マメ科
高さ
1.5~2.5m(つる性)
花期
6~9月
形態
春まき一年草
収穫期
6~11月
別名等
【ササゲ】ビグナ・ウングィクラタ(学名)/ビグナ・シネンシス(異名)/大角豆/アスパラガスビーン
【ナタマメ】カナバリア・グラディアタ(学名)/刀豆/ソードビーン
日照
4月中旬~11月中旬の生育期は、戸外の直射日光下。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。
肥料
春の元肥の他、6~7月と、9月に、少量の固形肥料を置き肥。
【補足】マメ科植物なので、窒素(N)は控える。多肥にすると「つるぼけ」を起こし、結実しなくなる。
植え付け
4月中旬~8月上旬、株間30~40cm。
【補足】移植を嫌うので、根を傷めない。
整姿
タネまきで作った苗は、2本を一組として育てる。つるがよく伸びるので、支柱を立てて誘引する。株元をマルチングしたほうがよく育つ。
繁殖
【タネまき】4月中旬~7月中旬。
耐暑性
強い。
耐寒性
弱い。
解説
- いずれも、育て方はつるありインゲンに準じる。インゲンより暑さや病気に強く、育てやすい。ササゲは収穫量が多いが、ナタマメは一つのサヤが大きいぶん、数は少ない。
- ササゲは、つるありインゲンによく似るが、サヤの長さが30~40cmにもなり、中にびっしりとマメが入る。マメの色は、白・黒・赤などがある。主な品種は、「姫ササゲ」「三尺ササゲ(柊野ササゲ)」「十六ササゲ」など。
- ナタマメは、ナタマメ茶でおなじみ。サヤは長さ30cm前後に達するが、ササゲと違ってサヤが薄く、幅が広い。サヤの中には、大きなマメが7~8粒入る。未熟なサヤを、福神漬などの漬物に利用する。マメの色は、白、赤、桃、褐色などがある。
注意点・病害虫
- 7~8号鉢に一株、65cmプランターなら二~三株が目安。
- 病気はあまりない。害虫は、アブラムシやミナミキイロアザミウマ、コナジラミ、ハダニなどが付く。
- 一度に多量に食べると、食中毒を起こすことがある。また、生食も、同様に食中毒の原因となるので禁止。
収穫・利用
- ササゲは、サヤがふくらんできたら収穫適期。ナタマメは未熟なサヤを利用するので、長さ10~15cmで収穫する。いずれも、サヤの生長がとても早いため、遅れないよう注意。
(※データ:大阪市基準)