いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

タデ

イメージ

原産地

北半球

タデ科

高さ

20~60cm

花期

6~10月

形態

春まき一年草

収穫期

5~10月

別名等

ペルシカリア・ハイドロピペル(学名)/ポリゴヌム・ハイドロピペル(異名)/ヤナギタデ/柳蓼/マタデ/真蓼/ホンタデ/本蓼/ウォーターペッパー


イヌタデ/犬蓼(ロンギセツム)

日照

4月下旬~11月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(酷暑期は西日を避けたほうがよい)。

【補足】少し耐陰性があるが、なるべく日光に当てる。

水やり

生育期は、土の表面が乾けば与える(湿った場所を好むので、水切れは厳禁)。

肥料

生育期に、二週間に一度の液肥、または少量の固形肥料を置き肥(ほとんど雑草なので、多肥にする必要はない)。

植え付け

4月下旬~8月上旬、株間10~20cm。

整姿

風で倒れるようなら支柱を立てる。

繁殖

【タネまき】4月中旬~7月上旬。

耐暑性

とても強いが、強光と乾燥に注意。

耐寒性

とても弱い。

解説

  1. タデの仲間はいろいろあるが、単に「タデ」というと、薬味としておなじみのヤナギタデを指す。日本各地の湿地や、田んぼの畦などに、普通に生えている。
  2. 変種・品種として、アオタデやイトタデ、ササタデ、ホソバタデ、ムラサキタデなどがある。いずれも食用。
  3. イヌタデは、茎葉に辛味がなく、食用にされない。しかし、秋に咲く淡紅色の花穂に風情があり、観賞用によい。なお、藍染めの染料をとるタデアイは、そもそも食用にしない。タデアイについては別ページで解説済み。

注意点・病害虫

  1. こぼれダネでもよく殖える。雑草化に注意。
  2. 病虫害はあまりないが、たまに、バッタにかじられる。

収穫・利用

  1. 発芽したばかりの芽タデは、刺身のつまに最適である。小さくても、ちゃんと辛味がある。タデ酢は、すりおろした葉に酢を加えて作る。

余談

  1. 葉に強い辛味があるにも関わらず、平気で食べる虫がいるため、「蓼食う虫も好き好き」のことわざが生まれた。

(※データ:大阪市基準)