トウガン
イメージ
原産地
東南アジア・インド
科
ウリ科
高さ
3~6m(つる性)
花期
7~9月
形態
春まき一年草
収穫期
8~9月
別名等
ベニンカサ・ヒスピダ(学名)/ベニンカサ・セリフェラ/ククルビタ・ヒスピダ(いずれも異名)/冬瓜/ウィンターメロン/アッシュグード
日照
4月下旬~9月下旬の生育期は、戸外の直射日光下。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。
【補足】水切れはよくないが、過湿に弱いので注意する。
肥料
春の元肥の他、一番果着果後(一番最初の果実が付いたとき)に、固形肥料の置き肥。
【補足】あまり多肥にすると「つるぼけ」を起こし、着果しなくなる。
植え付け
5月、株間90cm。
【補足】移植を嫌うので、根を傷めない。
整姿
普通は地面をマルチングし、その上につるを這わせるが、支柱を立てて縦方向に誘引してもよい。
【仕立て方】本葉5~6枚のときに親づるを摘芯し、発生した子づるを4本に制限して、四方に伸ばさせる。その後に発生する子づるや孫づるは、全てかき取る。
【摘果】子づる一本につき実1個が目安。
繁殖
【タネまき】4月下旬~5月上旬(一晩水に浸けてからまく)。
耐暑性
とても強い。
耐寒性
とても弱い。
解説
- 果実の収穫期は晩夏~初秋だが、冬まで保存が可能なので、「冬瓜」の名がある。非常に強健で育てやすい。
- 早生種~晩生種まである。また、果実の重さによって、10kg程度の大玉系、4~5kgの中玉系、2kg程度の小玉系に分かれる。
- 果実の表皮の色は濃緑色~緑色~灰白色まである。形は、細長いものと球形のものがある。
注意点・病害虫
- 生育期間が長く、かなりの高温(25~30℃)を好むので、暖地向きの野菜である。
- 丈夫で土質を選ばないが、ウリ科植物の連作には弱い。
- 病虫害は少ないほうだが、アブラムシやハダニが付くことがある。
収穫・利用
- 開花後45~50日くらいで収穫できる。果実の表面の毛がなくなるのが完熟の合図。なお、未熟な幼果を利用することもできる。
- 完熟した果実は貯蔵性が高く、翌春まで、長期間保存できる。冷暗所に保管しておく。
(※データ:大阪市基準)