ワケギ
イメージ
原産地
ギリシャ・シベリア(交雑種)
科
ヒガンバナ科(またはネギ科・ユリ科)
高さ
15~40cm
花期
性質上、花は咲かない
形態
秋植え球根
収穫期
【葉】10~4月、【鱗茎】11~6月
別名等
アリウム・ワケギ(学名)/ヒトモジ/シャロット
日照
9月上旬~6月上旬の生育期は、戸外の直射日光下(越冬中は霜除けする)。
休眠期は、日光に当てなくてよい。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える。休眠期は、断水する。
肥料
夏の元肥の他、11月と、3月に、固形肥料の置き肥。
【補足】葉を刈り取り収穫したら、直後に液肥を施す。
植え付け
【種球】8月上旬~9月下旬、種球の上部が出るよう浅植え、株間10~15cm(大球が欲しければ、株間20~25cm)。
【補足】2~3球を一組として植える(大球が欲しければ、1球ずつ)。早生品種を8月に植え付ければ、年内に収穫可能。
整姿
ときどき株元に土寄せしないと根元が緑色になり、品質が悪くなる。
繁殖
【分球】植え付け時。
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
わりと強いが、防寒する。
解説
- エシャロットと葉ネギの自然交雑種とされる。ワケギという名は、よく分球することからきている。草姿は葉ネギによく似ているが、性質上、花は咲かない。
- 早生~晩生種まであるが、市販の種球には明示されていない。生長はきわめて速い。どちらかというと、暖地のほうが、良いものがとれる。
- 同じ仲間に、「ワケネギ(株ネギ)」という、よく似た名前の野菜があるが、ワケギとは別種である。
注意点・病害虫
- 酸性の土を嫌うので、植え付け前に石灰の散布を忘れない。
- 葉が枯れて休眠したら、掘り上げて冷暗所で陰干しし、風通しの良い場所で、次の植え付け時期まで保管する。
- アブラムシはウイルスを媒介するので、必ず早期防除する。ただ、市販の種球の中には、最初からウイルスに侵されているものが混じっている模様。
収穫・利用
- 葉ネギのように葉を刈り取りながら収穫したり、エシャロットのように鱗茎を食用にしたりする。
(※データ:大阪市基準)