ズッキーニ
イメージ
原産地
北アメリカ南部~メキシコ北部
科
ウリ科
高さ
40~80cm
花期
6~8月
形態
春まき一年草
収穫期
6~8月
別名等
ククルビタ・ペポ「ズッキーニ」(学名)/クルジェット/ツルナシカボチャ
日照
5月上旬~9月上旬の生育期は、戸外の直射日光下。
水やり
生育期は、土の表面が乾けば与える(水切れは厳禁)。
【補足】雨に当てないほうがよい。
肥料
生育期に、固形肥料の置き肥、または10~14日に一度の液肥。
【補足】窒素(N)が多いと茂りすぎ、収穫量が減る。
植え付け
4月下旬~6月上旬、株間80~100cm。
【補足】移植をとても嫌うので、根鉢を崩さない。
整姿
株元をマルチングし、葉裏に泥がはねるのを防ぐ。つるは伸びないが、案外草丈が高くなるので、支柱を立てて安定させる。
繁殖
【タネまき】4月中旬~5月下旬。(一晩水に浸けてからまく。遅まきするとウイルス病の被害を受けやすい。)
耐暑性
わりと強い。
耐寒性
弱い。
解説
- ズッキーニは、ペポカボチャの一種である(学名もペポカボチャと同じ)。果実がキュウリに似ており、つるが伸びないのが特徴。
- 主な品種に、果実が緑色の「グリーントスカ」「ダイナー」や、黄色の「オーラム」「ゴールドトスカ」などがある。また、果実が淡緑色で、UFOのような形をした「アラジン」も、ズッキーニの一種である。最近、ゆでると果肉がそうめん状になる「つるなしソウメンカボチャ」も登場した。
注意点・病害虫
- 茎に小さなトゲがあるので、扱いに注意する。
- 10号鉢に一株、65cmプランターに二株植えられるが、可能な限り大きく深い容器を使わないと、収穫量にひびく。
- ウリ科野菜としては珍しく、あまり病虫害を受けない。ただ、ウイルスを媒介するアブラムシは、早期駆除を心がける。ウリハムシやネコブセンチュウが付くこともある。
- 果実に、ククルビタシンという苦み成分を含む。通常は、人間に悪影響は無いものの、ごくまれに、多量に含む個体があるらしい。そのような個体は食中毒の原因になる。苦みの強い果実は決して食べないこと。
収穫・利用
- 開花後3~7日(最適期は4日)経った未熟果を収穫する。花が付いたままの「花ズッキーニ」も利用できる。果実の生長がとても早いため、収穫適期を逃さないよう注意。収穫が遅れると草勢が衰え、次の果実が成りにくくなる。
(※データ:大阪市基準)