いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

ビフレナリア

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原産地

ブラジル・中南米

ラン科

高さ

20~50cm

花期

4~7月

形態

多年草、着生または半地生、複茎性

別名等

特に無し。

日照

4月中旬~10月下旬の生育期は、戸外で10~20%遮光(7月中旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

【補足】越冬中に日光不足になると、花が咲かない。

水やり

生育期は、用土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】越冬中に水やりが多いと、花が咲きにくい。

肥料

4月下旬~10月中旬に、10~14日に一度、1500~2000倍の液肥、加えて、5~6月に、固形肥料の置き肥。

【補足】8月以降は、窒素(N)を含まない肥料に切り替える。

植え替え

4月中旬~5月下旬。

【補足】2~3年に一度行う。腐った根は取り、生きた根は切らない。植え替えると、作落ち(前年より生育不良になること)しやすい

整姿

葉のない古いバルブ(葉の下の膨らんだ部分)は、軟らかくなったり、しなびていれば切り取り、そうでなければ残す。花が終わったら、花がらを摘み取る。

繁殖

【株分け・バルブ伏せ】植え替えと同時期。(バルブ伏せは、葉のない古いバルブを2~3個ずつ切り取って植え付け、芽を出させる方法。)

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低13℃を保つ。

解説

  1. マキシラリアやリカステに近縁のランである。大きめの花は大変美しく、芳香もある。ただし、花持ちは、あまりよくない。丈夫で栽培容易。
  2. 原種のアトロプルプレア、イノドラ、チリアンシナ、ハリソニアエなどが出回る。ハリソニアエの白花変種、アルバもある。

注意点・病害虫

  1. 花が咲きにくい傾向がある(特にハリソニアエ)。越冬中、葉がわずかに黄ばむ程度の強い日光に当て、水をギリギリまで控えることがコツらしい。ただし、低温に弱いため、冬に戸外で日光浴させるのは禁止。
  2. ヘゴ板やコルクに着生させたり、木枠バスケットに植え込んでもよく育つ。
  3. カイガラムシに注意。

(※データ:大阪市基準)