デンドロキラム
イメージ
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原産地
東南アジア~インドネシア・フィリピン・スマトラ・ボルネオ・ニューギニア
科
ラン科
高さ
20~60cm
花期
10~6月(種類による)
形態
多年草、着生または地生、複茎性
別名等
プラティクリニス(旧属名)/デンドロキルム/首飾りラン
プラティクリニス・グルマセア(異名)/シルバーチェーン(いずれもグルマセウム)
プラティクリニス・コビアナ(異名)/コビアナム/ホザキヒトツバラン(いずれもコビアヌム)
日照
4月中旬~11月上旬の生育期は、戸外で10~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。
水やり
生育期は、用土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。
肥料
4月下旬~10月上旬に、10~14日に一度、1500~2000倍の液肥。
【補足】8月以降は、窒素(N)を含まない肥料に切り替える。
植え替え
4月中旬~5月下旬。
【補足】2~3年に一度行う。腐った根は取り、生きた根は切らない。
整姿
葉のない古いバルブ(葉の下の膨らんだ部分)は、茶色くなったり、しなびていれば切り取る。花が終わったら、花茎を根元から切る
繁殖
【株分け】植え替えと同時期。
耐暑性
強いが、強光に注意。
耐寒性
5℃近くまで耐えるが、最低10℃を保ちたい。
解説
- こんな名前だが、デンドロビウムとは何の関係もない。枝垂れた花茎に、小さな花を二列に並べて咲かせる。花に強い芳香を持つ種類が多い。丈夫で栽培容易。
- 原種のウェンゼリーやグルマセウム、コビアヌム、フォルモサヌム、フィリフォルメなどが市販されている。アラクニテスやアブレビアツムは暑さを嫌う。グルマセウムは、この仲間の最強健種で、フィリピン原産ながら、冬の最低温度が5℃くらいになっても耐える。ウェンゼリーも栽培容易。
- 花色は、白~黄褐色が多いが、ウェンゼリーは赤褐色である。
- この仲間は、幅広の葉をバルブの先端に一枚だけ付ける。ウェンゼリーの葉だけは、非常に幅が狭い。
- 花茎が長く伸び、枝垂れるので、鉢を吊るすと見栄えがする。
(※データ:大阪市基準)