ホンコンシュスラン
イメージ
原産地
中国南部~ミャンマー・スマトラ島
科
ラン科
高さ
10~50cm
花期
2~4月
形態
多年草、地生、複茎性
別名等
ルディシア・ディスコロール(学名)/グッディエラ・ディスコロール/ハエマリア・ディスコロール(いずれも旧学名)/香港繻子蘭/ヘマリア/シュスラン/繻子蘭/宝石蘭/ジュエルオーキッド
日照
4月中旬~10月下旬の生育期は、戸外で10~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内で0~10%遮光。
水やり
生育期は、用土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。
【補足】乾燥と過湿の両方に弱い。霧吹きなどで、空中湿度を高めに保ちたい。
肥料
4月下旬~10月中旬に、二週間に一度、1500~2000倍の液肥(多肥にする必要はない)。
【補足】8月以降は、窒素(N)を含まない肥料に切り替える。
植え替え
4月中旬~5月中旬。
【補足】2年に一度行う。腐った根は取り除き、生きた根は切らない。
整姿
花が終わったら、花茎を根元から切る。
繁殖
【株分け】植え替えと同時期。
【挿し芽】4月下旬~6月下旬。
耐暑性
わりと強いが、強光と乾燥に注意。
耐寒性
最低10℃を保つが、13℃欲しい。
解説
- ルディシア属に属する、一属一種のランである。葉の美しさを愛でる「ジュエル・オーキッド」と呼ばれるグループに属する。丈夫で育てやすい。
- 葉はビロード状で、濃赤紫色をしており、光沢のある赤銅色の線模様が入る。葉が緑色の品種「アルバ」もある。
- 茎は多肉質で、途中から根を出しながら、ほふく気味に伸びる。
- ランの一種だが、葉が美しいため、観葉植物として売られることがある。晩秋~春の間に、長い花茎を真上に伸ばし、白い小さな花をたくさん咲かせる。
- 単に「シュスラン」とも呼ぶが、シュスランという名は、正しくはグッディエラ属のランの和名なので、間違えないようにする。(ホンコンシュスランは、ルディシア属のランである。)とはいえ、ルディシア属とグッディエラ属は、互いに近縁に当たる。
注意点・病害虫
- ハダニに注意。
(※データ:大阪市基準)