いろんな植物の育て方や知識をご紹介。

素人園芸解説 -私はこう育てる-

スパソグロッティス

イメージ

原産地

日本(琉球諸島南部)~台湾・中国・インドネシア・ニューギニア・東南アジア・インド・オーストラリア北部・ニューカレドニア・太平洋諸島

ラン科

高さ

30~150cm(種類による)

花期

周年(種類による)

形態

多年草、地生、複茎性

別名等

スパトグロッティス/スパトグロッチス/スパソグロティス


コウトウシラン/紅頭紫蘭(プリカタ)
ロビー(アフィニス)

日照

4月中旬~10月下旬の生育期は、戸外0~30%遮光(7月上旬~9月上旬は50%遮光)。
越冬中は、室内の日当たり。

水やり

生育期は、用土の表面が乾けば与える。越冬中は、ごく控えめに。

【補足】落葉性の種類は、葉が落ちたら、ほとんど水を与えないが、花茎が伸びていたら、乾き気味に水やりを続ける。

肥料

4月中旬~10月下旬に、10~14日に一度、1500~2000倍の液肥。

植え替え

4月上旬~5月下旬。

【補足】2年に一度行う。腐った根は取り、生きた根は切らない。バルブが隠れるような深植えは禁物。

整姿

古いバルブ(葉の下の膨らんだ部分)は、茶色くなったり、しなびていれば切り取る。花が終わったら、花茎を根元から切る。

繁殖

【株分け・バルブ伏せ】植え替えと同時期。(バルブ伏せは、古いバルブを2~3個ずつ植え付け、芽を出させる。)

耐暑性

とても強い。

耐寒性

最低10℃を保つ。

解説

  1. シランに似た雰囲気を持つ、丈夫な地生ランである。代表種は、淡紅色の美しい花を咲かせる原種のプリカタで、日本でも、八重山諸島に自生している。亜熱帯~熱帯地域では、庭に植栽されるらしい。
  2. その他の原種に、黄花のアフィニス、赤紫色花のウングイクラタなどがある。

注意点・病害虫

  1. 水ゴケで植えてもよいし、洋蘭専用土でもよく育つ。地生ランなので、乾きすぎないことが大切。
  2. ハダニが付きやすい。

(※データ:大阪市基準)